TPA:他の腫瘍マーカーと組み合わせて判定

原発部位に関係なく、ほとんどすべてのがんで上昇がみられます。がんの補助診断、病気の進行や術後再発のモニターに役立ちますが、ほかの多くの腫瘍マーカーと同様に、この検査だけでがんを早期発見したり特定するには不十分です。

がんだけでなく様々な病気で陽性となります

最近ではほかの腫瘍マーカーと組み合わせて用いられるようになってきました。白血病や肉腫のような非上皮性腫瘍ではほとんど上昇しません。

TPAの基準値
125U/ml以下(RIA法)

女性、若年者はやや低い傾向があります。アルコールを習慣的に多く飲む人や妊婦で異常値がみられることがあります。

異常値の場合
食道大腸肝臓、胆道、膵臓などの消化器がんをはじめとして、肺がん卵巣がん前立腺がん、膀胱がんなどが疑われます。胃潰瘍、肝炎、肝硬変などでも高い値を示すことがあります。

異常値が見られた場合は、他の腫瘍マーカーや血液検査と組み合わせて病気を診断することが大切です。肝臓や膵臓系の病気が疑われれば超音波検査、胃なら上部消化管X線検査と上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)、大腸なら注腸X線検査と大腸内視鏡検査を行い、診断します。

ほかに陽性となる病気としては、胆石症、膵炎、肺炎、インフルエンザ、前立腺炎、腎不全、糖尿病などがあります。