NSE:小細胞肺がんの腫瘍マーカー

NSE(神経特異エノラーゼ)はその名のごとく神経細胞に極めて特異性が高く、各臓器に分布する神経細胞末端に免疫染色で証明されます。さらに、神経内分泌細胞でも産生されています。

したがって神経内分泌細胞由来の腫瘍で大量に産生され、また神経内分泌腫瘍的な性格を示す小細胞肺がんの腫瘍マーカーとして診断や治療経過のモニタリングに利用されています。

NSEは主に、胸部の異常陰影が認められ小細胞肺がんが疑われる場合、神経芽細胞腫などの神経由来の悪性腫瘍が疑われる場合、神経内分泌腫瘍(甲状腺髄様がん、褐色細胞腫、インスリノーマ)が疑われる場合の補助的診断に用いられます。

またこれらの補助的診断のみでなく、手術の根治性、化学療法・放射線療法などのモニタリング、再発の判定にも測定されます。

NSEの基準値
10ng/ml以下(RIA法)