エラスターゼ1:膵臓がんの腫瘍マーカー

エラスターゼはタンパク分解酵素の一種で、膵臓以外に白血球、血小板、大動脈などに存在しますが、膵臓に含まれる量が最も多く、膵臓がんが疑われる場合に測定されます。

エコー検査で見たすい臓がん

また、膵臓がんのほか、急性・慢性膵炎でも高率に陽性を示します。膵臓疾患で、一般に測定されるアミラーゼより特異性が強いのが特徴です。一般に、CA19-9と組み合わせて測定します。

エラスターゼ1の基準値
100〜400ng/dl(RIA法)

異常値の場合
急性膵炎では、エラスターゼ1の高値を持続する期間がアミラーゼより長く、病態をよく反映します。膵臓がんでは、陽性率が約70%となっています。

さらに、血中トリプシンや膵リパーゼなどの、ほかの膵酵素の測定や画像診断、血管造影検査などにより、確定診断されます。