CA15-3:乳がんの再発・転移の追跡に有用

乳がんなどに特異性があり、乳がんのスクリーニング検査に用いられています。初期の乳がんではほとんど陽性を示しませんが、転移性乳がんに陽性率が高く、手術後の経過観察に大変有用な腫瘍マーカーです。

進行がんになると陽性率は10%以上となり、再発例では40%以上となります。また、その再発部位により陽性率は異なり、リンパ節や骨への転移では約30%であるのに対して、肝臓などの内臓転移では75%と高率に陽性となります。

そのほか、卵巣がん肺がん前立腺がんでも測定値は上昇します。がん以外の病気では、子宮内膜症や骨盤炎症性疾患、肝炎でも高値を示します。

CA15-3の基準値
30U/ml以下

CA15-3は加齢と共にやや上昇傾向を示しますが、妊娠前期には低値となります。

異常値の場合
異常値がみられる場合にはCEAなど他の腫瘍マーカーや胸部X線検査、骨シンチグラム、CT検査などを組み合わせて精査することが大切です。