CA125:卵巣がんの腫瘍マーカー

CA19-9は消化器系の腫瘍マーカーですが、CA125は卵巣がん子宮がんに特異な反応を示す腫瘍マーカーです。CA125は、胎児の身体を覆う上皮である卵巣上皮から発生する糖タンパクであるムチン性抗原に反応する試薬が使われるため、婦人科系疾患、とくに卵巣がんの検査としてCA602と共に用いられています。

卵巣がん

また、がんの進行とともに陽性率、測定値ともに上昇するため、治療効果の判定や再発予測の手段としても重要です。ただし、卵巣以外の多くのがんでも上昇します。

CA125の基準値
閉経前…40U/ml以下
その他…25U/ml以下(RIA法)

CA125は妊娠初期や月経時・閉経前などに一過性の上昇がみられます。したがって、CA125を検査する際、こうした状態にある場合には、採血日を変更しないと正確な測定値を得ることができません。

異常値の場合
卵巣がん、子宮がんでは陽性になる確立が高くなっています。卵巣がんの疑いがある場合には、胎盤内超音波検査、CT検査といった画像検査を併用して総合的に判断されます。

そのほか乳がん膵臓がん肺がん大腸がんの可能性もあります。また、子宮内膜症、良性卵巣腫瘍、子宮筋腫、肝硬変、腹膜炎、急性膵炎などでも値が上昇します。